デビル4(フォース)ディメンションはアイシールド21のランの中でも究極奥義に位置している。超光速の走りの際、姿勢を変えずに一歩だけ入れる超光速のバックステップによって相手を翻弄し、再び超光速で相手を抜き去るという技。
帝黒戦の際、上下からも、左右からも抜くことができなかった大和に対して、瀬那が試合中に編み出したもの。
対処法
このデビル4ディメンションにもひとつだけ弱点があり、それはバックステップをした瞬間に相手がひいた守りを行って、左右のカットだけに備えられると抜けなくなるというものだ。
これに対して瀬那はバックステップにデビルバットゴーストを組み合わせ、帝王のチャージを抜くことに成功した。
超光速で走る中で、相手と接触する直前にバックステップを行うことで相手のタックルのタイミングをずらすことができる。命名の由来としては、姿勢を変えずに真後ろに後退することで、まるで時間を巻き戻しているかのように見えることから、デビル4ディメンション、「4次元」と名付けられた。
デビルバットゴーストを組み合わせる必要があったのは、大和が一度見ただけでこのデビル4ディメンションへの対処法を見抜いていたからだ。
驚異的性能
通常のアメフトのバックステップとは違い、姿勢を変えないことで相手に4次元の錯覚を起こさせ、翻弄するという点では、この技も「柔」のスタイル。
「抜く」ということに主眼を置いている瀬那だからできた技で、力と力がぶつかるアメフトの中ではタックルが当てられないのは驚異となる。