三つ又槍タックル(トライデントタックル)は、王城の進清十郎が使用する技。威力は劣るものの、セナも使用することができる。相手を崩すどころか突き倒して戦線から離脱させるほどの技で、岩重ガンジョーの肉体を打ち倒したほどの威力を持つ。
倒された相手は呼吸ができなくなり、声も出なくなるほど悶絶するほどの必殺技。瀬那が使用したのはワールドカップのアメリカ戦となっており、パンサーに対して使用した。
陸からロデオドライブを学んだ進清十郎は、それまでのスピアタックルを昇華させるカタチでこの技を完成させている。
緩急をつけ、急激に加速した状態で繰り出すこのタックルは、左右へ曲がりながら繰り出すことができるなど変幻自在になっているのだ。究極のディフェンスとして、作中でも恐れられることになった。
驚異のトライデントタックル
もともと相手の走行を阻害するのがアメフトにおけるタックルなのだが、進清十郎の場合は完全に相手を打ち伏せる技として登場している。この技で倒せなかったのは大和だけである。
進清十郎自身、鍛錬を怠らない努力家であり、セナと同等のスピード、大田原に拮抗するパワーを持った怪物選手だ。相手選手の数々が病院送りになるほど危険な技として描かれている。
このトライデントタックルの威力の秘密は、タックル直前の急加速だ。タックルを繰り出す直前に急加速を行うことで、より威力を増し、攻撃力を高めたものになったのだ。
まさに進清十郎のパーソナリティを反映した技こそが三つ又槍タックル(トライデントタックル)である。