岬ウルブスは北海道地区代表、その中でも第1位の強豪チームである。北海道地区における強さは圧倒的であり、まさに敵なしだ。その強さで大会を勝ち進んでいき、秋季大会における評価はBランクと高くなっていた。
走りを使った攻撃が目立つものの、周囲の評価はむしろ作戦や守備の面が高くなっている。また、とりわけキックゲームを得意としている。関東大会初戦において西部ワイルドガンマンズと対戦するが、自慢の守備も圧倒的な攻撃力にはかなわず、敗戦してしまう。
岬ウルブスのマスコットには青色の狼がいるが、その名前は明らかになっていない。また、実際の関東大会については、北海道地区1位校はそのままでは出場できず、神奈川県準優勝校とプレーオフを行い、そこで勝利をおさめることが条件となっている。
注目選手
チームの中心選手には狼谷大牙がいる。ポジションはランニングバックで、40ヤード走4秒6とかなりの俊足を誇る。チームのキャプテンを務めており、その総力はボールを持ったときに真価を発揮し、実際のタイムを上回る走力を見せる。
北海道で敵なしのチームで中心となっていることもあり、彼はかなりの自信家である。「挫折を知らない」などと言ったセリフを真顔で吐いている。そして、関東大会初戦においてもその姿が見られ、自信のままに西部に挑んだ。
しかし、その結果は先述したとおりで、作中では1コマで形勢逆転された。チームも彼を中心に戦いを進めていく。例えば狙いを定めてのランやパスのほか、単独でのタッチダウンも積極的に行う。
また、ランニングバックというポジションにとらわれず、キャッチも無難にこなす。