柱谷ディアーズは、毎回のように都大会の優勝候補に名を連ねるほどの名門チームである。いわゆる古豪として知られ、大会でも毎年上位に残るチームだ。チームには小柄の選手が多いものの、豊富な経験でそれを補っている。特に、各選手が自分の役割をしっかり果たすのが特徴である。
ちなみに、選手の名前は、はっきり決まった法則はないものの、時代劇のスター、あるいは演歌歌手に由来したものが多くなっている。
柱谷ディアーズの春大会での結果は不明であるが、対戦表を見てみると、泥門や王城といったチームとつながっていた。いずれかのチームに敗北したものと思われる。
また、秋季大会では、前評価はAクラスであり、やはりここでも優勝候補の一つとして注目されていた。しかし、初戦で巨深と当たり、そこで大差をつけられ、予想外の敗退を喫してしまう。
名門かつ古豪でありながら、今ひとつ決定的な結果を残せないチームでもある。マスコットには鹿のビンバがいる。
注目選手
チームの中心選手には山本鬼兵がいる。彼のポジションはオフェンシブライン兼ディフェンシブラインであり、チームの主将を務める。アメフト歴は長く、小学生の時からライン一筋というベテランの選手である。
また、「テクニックの鬼兵」と呼ばれることもある。先述したとおり、長いアメフト歴とポジション歴に裏付けられた完璧な基礎、それに加えて、長年の技術を活かして大学生クラスのラインマンであってもなぎ倒すほどの力を持っている。