甲斐谷陸は、攻撃力が東京最強といわれるチームである西部ワイルドガンマンズのメンバーである。主人公のセナ同様に小柄で、ポジションはランニングバック兼セイフティ。小柄な体格を活かし、40ヤードは4秒5の走力を持つ。
ラグビーの走法の一つである「グースステップ」をベースにして、チェンジ・オブ・ペースの最高峰といわれる「ロデオ・ドライブ」を使用することができる西部ワイルドガンマンズ期待のルーキーである。
特徴
外見的な特徴となっているトレンドマークは銀髪である。性格は、周囲に気を配る細やかな心を持つと同時に、警戒心が強く、周りの様子をよく観察している。
そして、相手チームのメンバーなどに自分たちチームの情報を漏らすなど不利になるような言動を慎むという慎重さを持っている。
その一方で、自分に対するプライドを捨てて、走法の秘密を教えてくれと懇願してきた進に対して、最上級技の「ロデオ・ドライブ」の秘密を教えるなど実力者との戦いを望むというチャレンジ精神を持つ。
セナの兄貴分
同級生である主人公のセナとの出会いは、彼が小学生の時に、短期間一緒に生活をしたということにさかのぼる。同級生ではあるが、セナに対しては兄貴分としてふるまっている。
小学生時代にいじめられてパシリをさせられていたセナに対して、周囲を見返して驚かすようにと走法のコツを教えるなど正義感の強い一面も持っている。
また、非常に研究熱心で、自分の実力向上やチームの勝利のための戦術なども考えるが、そのために徹夜して寝坊して学校やアメフトの練習などに遅刻することもしばしばある。
チームでの役割
また、自信を失っているチームのメンバーに対して、「大丈夫です」と励ますシーンがよくあるのが特徴的である。甲斐谷陸は作品中で、見た目や年齢に対して、精神的にかなり大人の印象を受けるような設定になっている。
東京大会ではベストイレブンの攻撃・ランニングバック部門で選出される実力も持つなど、チームへの貢献度は高い。関東大会においては、準決勝まで勝ち進むものの、白秋戦でキッドと鉄馬が負傷退場してチーム全体の士気が落ちた際に、最後まで仲間を励まし続けるといったエピソードは印象深いものとなっている。
そして、その試合では致命傷を負うまで最強西部の誇りを胸に、試合終了寸前で力尽きるまで戦い続けた。クリスマスボウル終了後には、セナなどの推薦により、セイフティとして全日本選抜代表に選出される。
ポジション
ランニングバック (RB) 兼セイフティ (S)
プロフィール
- 学年 1年生
- 背番号 29
- 身長 161cm
- 体重 55kg
- 誕生日 4月20日
- 血液型 A型
- 40ヤード走 4秒5
- ベンチプレス 60kg
テクニック
ロデオ・ドライブ
グースステップというラグビー走法をベースにして編み出したチェンジ・オブ・ペース(緩急)の最上級技。