神速のインパルスは神龍寺ナーガの金剛阿含の異名。神速のインパルスと呼ばれるようになった由縁は、脳から筋肉への伝達速度が人間の常識を超えた0.11秒という脅威的な反応速度を持っているからである。
阿含自体は作中ではとても危険な人物として描かれていて、100年に一人の天才とされる人物である。阿含は作中「悪」として描かれてはいるが、登場時はアメフト歴が浅いにも関わらず、トッププレーヤーに上り詰めている。
考えた瞬間に身体が動くという驚異的な反射神経はプレーにとても活かされていて、練習をまったく行わないにも関わらず、各対戦相手を圧倒してきたのだ。実際にそのような反射能力を持つ人がいれば、スポーツではトッププレーヤーになることは想像に難くない。
阿含の悪
阿含自身「悪」ではあるものの、学業も優秀、実は礼儀正しく振る舞うことも出来る人物で、「悪」というイメージはわざとそのように振る舞っており、自らをそのように演出しているだけであるということが見ぬかれていた。
常人では努力しても届かない領域に生きていることを自覚していて、他人を見下すことが非常に多く、わざとトラブルを起こすことも度々あった。
単独行動、自分自身が思い通りにプレーすることしか興味がなかった阿含も、作中後半ではチームとしてプレーする楽しさに目覚め、やがて真摯にアメフトに取り組むようになっていった。
ヒル魔とは縁が深く、元々頭脳明晰で身体能力も高いことから、自他ともに認めるトッププレーヤーとして活躍を続けることになった。